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カテゴリ一覧
年末年始の生活を気をつけてください
胃痛
クリスマスパーティーや忘年会、お正月のごちそうなどの年末年始はついつい食べすぎ・飲みすぎになりがちです。胃腸に負担がかかりすぎると、体調を崩して胃痛・腹痛を起こしてしまう可能性もあります。さらに仕事内容にもよりますが、12月下旬からの冬休みがあるために年末の仕事のスケジュールが忙しくになるとストレスが原因で胃腸へ負担も増大します。ただでさえ仕事が忙しく胃腸に負担がかかっているところに食べすぎ、飲みすぎで食事のバランスが崩れた生活が続くと、胃腸が正常な状態を保てず体調を崩したり胃腸の病気にかかってしまう可能性が高まります。また、胃腸のトラブルは肩の痛みに関わる事もあります。
寒さの強まる真冬の時期は、風邪やインフルエンザの流行にも気をつけないといけませんが、胃腸も大忙しの年末シーズンは特に意識して暴飲暴食に注意してもらいたいです。
コタツ
コタツで寝ると下半身は温められエネルギーを消費しませんが、上半身は冷気にさらされるため体温を上げようとエネルギーを必要とします。こうした下半身と上半身の体温に差が生じ体温調節がうまくできないと自律神経が乱れ、免疫力が低下して風邪をひきやすくなります。また、狭いコタツで長時間同じ姿勢で寝転がっていることにより、体が疲れてしまったり、肩こりや腰痛などの痛みを引き起こしてしまいます。これがギックリ腰の原因になることもあります。
人混み
寒い中に初詣に行ったり、旅行に行ったり大勢集まるところでウイルスが広がりやすいのはご存知だと思います。インフルエンザも含めて風邪を引き起こすウイルスは、今の時期のように乾燥して寒い時に繁殖しやすいです。感染、発症する事で咳が出て、それがきっかけでギックリ腰になる事も珍しくありません。少しでも予防する為に外出の際にはマスクの着用帰った後は手洗いうがいをしっかりとしましょう。
来年もまるふく整骨院スタッフ一同、多くの人々の幸せに貢献するように頑張っていきます。それでは皆さん よいお年を。
炎症期のコルセット
コルセットは痛めた腰の安静を保ち腰椎を安定させる効果があります。ギックリ腰になった直後など、なるべく腰を動かさない方がいい時期(炎症期)にはコルセットが有効です。正しい姿勢でいることを助け腰が動きすぎるのを防ぎます。
炎症期以降のコルセット
炎症期を過ぎ痛みがある程度軽減した後であれば、コルセットを使う必要はありません。コルセットで腰を固定しすぎると、腰痛の改善に逆効果になってしまうことがあるからです。腰痛治療では腰を安静にしすぎるよりも、積極的に動かす方が治りが早いともいわれています。どうしても使いたい場合は、柔らかい材質で締め付け過ぎないコルセットを着用しましょう。
コルセットの使いすぎに注意しましょう。
ギックリ腰の直後にコルセットを装着すると腰の痛みが軽減されるからと言ってずっとコルセットを使いっぱなしにすると、逆に腰痛の治療を遅らせてしまう可能性があります。コルセットを着用したからといって腰痛が治るわけではなく、装着する時間が長いと腰痛の完治が遅れることがあります。
コルセットを多用するのは1週間から長くて2週間にしておくのがオススメです。ただ、使用する期間については個人差があるので、独断で決めるのではなく、私共専門の先生に相談して決めることをお勧めします。もし腰痛の症状が落ち着いて来たら1日中使うのではなく外出中だけ使う、運動するときだけ使うなどルールを決めて使いましょう。
コルセットは体に合うものを使う
コルセットの大きさは自分に合ったものを使います。大きすぎはコルセットの効果が薄くなり、小さすぎは腹部や腰が圧迫されて負担になってしまうこともあります。なるべく自分のサイズに合ったものを使ってください。
とにかく安静にする
ギックリ腰になってしまったらまずは安静にしましょう。自宅であるならば腰に負担をかけないように壁伝いに歩いて横たわれる場所まで行き腰に負担のかからない体勢で横になります。家族がいる場合は手を借りて横たわらせてもらいましょう。ギックリ腰の応急処置の寝方は、痛む方を上にして横向きになるのがいいです。また、背中を丸めて膝と膝との間にクッションや丸めた毛布などを挟めれば更に腰の負担を軽減できます。
痛む部分を冷やす
ギックリ腰では患部に炎症がみられる可能性も考えられ熱感を確認できることもあります。炎症の痛みを抑え緩和させるためにもなるべく早めに患部を冷やしましょう。 発熱の際に使われる変容タイプの冷却枕やアイスパックまた、氷嚢や水をくぐらせた氷を数個ビニール袋に入れたものを用意します。直接冷やすと皮膚を傷めてしまうかもしれませんのでタオルを介したりハンカチを巻くなどしてください。冷却アイテムが用意できたら患部へ約10分間当てましょう。血管を収縮させ痛みを和らげます。
コルセットをつける
ギックリ腰なった場合、2~3日は安静にしているのがいいのですがどうしても動かないといけない場合があるかもしれません。そういう時はコルセットを使いましょう。コルセットの効果は、腹部を適度に圧迫することで腹圧を上げ、身体の内側から腰を支える腰椎への負担を軽減する役割を果たします。そうすることにより腰回りの筋肉がサポートされ痛みがでないような姿勢を保つことも可能になります。
急性的な痛みには温めるのは逆効果
ギックリ腰になった直後は、炎症を起こしている状態です。患部を冷やして血流を減少させ炎症を抑えることが出来るのですが、逆に温めてしまうと患部の血液循環が活発になり炎症反応が強くなってしまい結果的にとてつもない痛みがでることがあります。なのでギックリ腰になった直後は患部を温湿布などで直接温めるのはもちろん、お風呂やサウナも避けた方がいいです。
またギックリ腰になった直後は飲酒を控えることもお勧めします。お酒は血行を促進させ、体を温める作用があるため痛みが引くまではお酒は控えましょう。
ちなみに温めるのは痛みのピークが過ぎ、日常的な動作が出来るようになってからです。体を動かして痛みがでなければ炎症が引いていますのでそこからお風呂に入り温める処置に切り替えても大丈夫です。
今回お伝えしたギックリ腰の処置はあくまで応急的なことです。症状の強い方はこの処置でも痛みが消えないこともありますのでもし突然のギックリ腰になってしまった場合は早めに医療機関へ受診しましょう。
くしゃみと腰痛の関係
腰痛を持っていない人にはくしゃみと腰痛に関係性はないと思われるかもしれませんが腰痛持ちの人にとってはくしゃみ1つも腰に響くので慎重になってしまうものです。
そんなくしゃみと腰痛の関係は、普段から腰痛を感じている人に限ったことではありません。
◇くしゃみをしたらギックリ腰に!
◇くしゃみしただけなのに、腰に力が入らなくなった!
◇くしゃみをしたら腰に激痛が走った!
こんなことが本当に急に起こることがあります。
くしゃみで起こる腰痛は、表面の筋肉ではなく深い層の筋肉がダメージを受けていることが多いです。
身体の異物を排除するために咳、くしゃみをするわけなのでそれらをを止めるのは別の意味で悪い症状を引き起こすリスクがあります。
そのため、咳自体は出るのを邪魔すべきではありませんが、できる限り身体に衝撃が響かないようにしなければなりません。咳が出るとどうしても身体は前かがみになってしまいますが、その急な動きがギックリ腰などの腰の症状発生につながります。
そこで前かがみになる時、身体の全負担が腰にかかることを防ぐため手をついて衝撃を和らげる工夫をしましょう。咳が出るときの身体の体勢の際、大きく分けると立っている時・座っている時の2パターンに分かれると思います。
立っている時は、テーブル・壁などに手をついて前かがみになることで、勢いを逃がしてやります。
座っている時は、自分のひざに手をついて前かがみになりこちらも同じく勢いを分散させます。
ちょっとした工夫によってつらい症状につながるのを防ぐことができます。くしゃみ、咳をすることを邪魔するのではなく咳をしたときの衝撃が身体に響かないようにするのが大切です。この時期は体調を崩しやすいのでご自身でできる対策をして体の不安を減らすようにしましょう。
ギックリ背中の前症状
ギックリ背中は急に背中に激痛が走ることがありますが首を下に向けると首元から背中にかけて痛みを感じる、くしゃみや息を吸うと背中が痛いなどの「我慢できるくらいの痛みや違和感」が続いてくると注意が必要です。
ギックリ背中の原因
長時間同じ体勢で起こる体の歪みデスクワークで長時間同じ体勢や、肘を付いて横になりながらスマホなど長時間同じ体勢を続けると背中に負担がかかり症状がでやすくなります。
猫背、姿勢が悪い
お伝えしたことがあるかもしれませんが、普段から猫背気味で姿勢が悪いと背中の筋肉に常に負担をかけているので背中に痛みがでてきます。
ギックリ背中の予防法
適度な運動を心がける!
ギックリ背中の多くは筋力の低下によって起こるため、日常的に運動をして筋力を保つことが重要です。ストレッチやウォーキングなど無理のない運動を生活の中に取り入れるようにしましょう。ただし、過度な運動は筋肉疲労を招き逆効果となるので注意してください。
姿勢を改善する!
ギックリ背中を予防するには正しい姿勢を身につけることも大切です。姿勢が悪いと重心が安定しなくなり体のさまざまな部分に負担がかかります。正しい姿勢を身につけることで体への負担が大幅に少なくなりギックリ背中の予防にも効果的です。
重たいものはゆっくり持つ!
ギックリ背中は重たいものを持つ時の急な負荷がきっかけとなって起こる場合が多く出来れば避けてもらいたいですが、重たいものを持つ時はゆっくりと持ち上げるようにしましょう。背筋を真っすぐ伸ばし足の屈伸を使って持ち上げるように意識してください。
もし、ギックリ背中になってしまった場合は…とにかく安静にしてください。安静にするのが一番大切です。また、初期症状は炎症がひどく熱を持ってる状態です。湿布や氷嚢で冷やしなるべく動かないようにしましょう。
・血流が悪くなる
気温が下がると身体の体温が下がり血管が収縮し身体の血行が悪くなってしまいます。血行が悪いとは、身体に血が十分に巡っていないということになります。
身体の中にある疲労物質は血液に運ばれて流され代謝されていくのですが、この作業の効率が悪くなってしまうために、疲労物質が身体の中に溜まりやすい状態になってしまいます。そうなると筋肉は硬くなりギックリ腰を引き起こしやすくなります。
また、本来老廃物を排出するのは、腎臓の役割ですが、気温差で腎臓に負担がかかるため、疲労しやすくなります。それもまた腎臓は腰骨のあたりにあるので、腰椎周りの筋肉に負担がかかってしまう原因なのです。すると、腰まわりの筋肉は普段よりも負担がかかりやすい状態になるわけなのでちょっとした負荷でギックリ腰になりやすくなってしまいます。
外出や動きが減る
冬になると仕事以外の休みの日は1日中家にこもっていたり外出を極力控える人が多いようです。春や夏などの温かい時には、外出する機会も増えて身体が動かされるので身体の体温が上がり血管が拡がり血行が良くなるという好循環が生まれますが、冬の場合はこの逆で悪循環になってしまいます。寒いから家にこもるので運動不足になりさらに血行が悪くなるという具合です。また、運動不足だと筋肉量が減ってしまうために身体を支える力が弱くなるために腰痛になりやすくなります。寒くなる12月から3月ぐらいの4か月もの間、運動不足が続くと筋肉量は確実に減ってしまいます。
・寒いと身体に力が入る
寒いとガクガク震えてしまいます。人間は寒いと身体を震わせて熱を起こそうとする働きがあります。これを「ふるえ産熱」といいます。震えている時というのは、身体の筋肉に力が入っている状態なのでガチガチに硬くなっています。この硬くなった状態で動き出すことがギックリ腰の原因になることがあります。
紹介した内容以外にもギックリ腰になる原因は出てくると思います。まずはご自身で予防できるところからはじめてみてください。
皆さんは筋力についてどのような考えをお持ちですか?日常生活で持ち上げる力やスポーツをするためなど、色々あると思いますが…以前からお伝えしている健康にも大きく関わってきます。筋力低下は20歳ごろからどんどん進行していきます。高齢者で筋力低下し運動をすることすら難しくなった方は、リハビリで何とか生活筋力をつけていきます。そうなる前に若いうちから継続的に筋肉をつけていくことが大切です。健康のために筋肉をつけることは、病気や障害から身体を守ります。既についている筋肉は鍛えないと、徐々に脂肪に変化していきますので、運動をして生活筋力を鍛えないと、太っていってしまいます。
生活筋力が衰えることにより、基礎代謝が低下し冷え症も招きます。また更年期や疲労にも影響を与えるため筋力強化が大切になってきます。多くの方が年齢を重ねてもスレンダーな美ボディを維持したいと考えられています。40代・50代になってもキラキラと輝いている人は、元気で何より健康的です。高齢者の方でも健康な人は運動を毎日続けていると答える人が多いです。90歳のご高齢者でも、健康な人は毎日散歩をしている人がいるようです。それも10分と短い時間ではなく1時間近く歩くという方がいらっしゃいます。健康で長生きするためには、30歳くらいから生活筋力を鍛えること考えてみましょう。
ジムなどに行って鍛える方法もありますが、自宅で少し身体を動かすだけでも十分筋力低下を抑制することが可能です。毎日コツコツとやることが重要で出来れば30分くらいのトレーニング時間を確保できることが理想です。
加齢にともなう筋力低下
筋力は、20歳から30歳くらいがピークにあり40歳ごろから徐々に減少していきます。これは筋肉の繊維の数が40歳ごろがら減ってしまい、筋萎縮が起きるためです。特に筋繊維が委縮することにより、瞬発的な動きが出来なくなります。そのため動作がゆっくりとなってしまいます。
年齢を重ねていく度に俊敏な動きが出来なくなり、スポーツや運動が出来なくなる可能性があります。60歳ごろになると急激に筋力が衰え鍛えていないと、生活に支障が出てきます。筋力低下により、歩く際に足がしっかり上がらず小さな段差でもつまづいてしまいます。今からしっかりと生活筋肉を鍛えることが健康に繋がります。
筋力を鍛えると言ってもスポーツ選手のような特別な運動や激しい動きをする必要はありません。ご自身の生活に必要な筋力を身につけれたらいいので比較的に軽い運動でも大丈夫です。筋力について悩まれている方はいつでもご相談ください。
足の痛み、膝の痛み、下半身の痛みで悩まれている患者さんに対して当院は筋力強化のご案内をしています。もちろんある程度の痛みを緩和させてからのご案内になるのですが、中には「痛いのに動かすなんて…」と思われる方もいるかもしれません。
痛みがあるのに筋肉を鍛えるのは…
長い間、膝の悪い人は膝周りの筋肉が痩せて衰えている事が多いからです。痛いところがあるとついつい無意識のうちにその部分をかばうようになります。かばうと使わないので徐々に筋肉が落ちてきます。また、膝が痛いからといって動かさないと曲げ伸ばしができない拘縮が生じ拘縮によって痛みが増すのでいっそう動かさなくなる、という悪循環に陥ります。筋力が落ちると膝の関節を支えられなくなりますから膝が不安定になります。
不安定な状態で歩いていると、すなわち体重がかかっていると軟骨がすり減りやすくなります。軟骨がすり減ると痛みが出ます。痛みが出るとまた膝をかばって歩くようになりますます筋肉が落ちていきます。そういう悪循環を止めるために、筋肉を鍛えることが大事になります。筋肉がつくと膝が安定するのでこれ以上軟骨がすり減るのを防いだり、立ち上がったり、踏ん張ったりする動作がスムーズになります。
特に鍛えたい筋肉は内転筋
膝を痛めてる人、もしくは痛めやすい人の特徴に〝太ももの外側の筋肉を過度に使っている〟というのがあります。関節をスムーズに動かすには、前と後ろ内と外など、表裏関係にある筋肉のバランスが重要で太ももの外側の筋肉が過度に使われてしまうと、膝の動きのスムーズさがなくなり膝に負担をかけてしまうのです。そのため、内転筋(太ももの内側)を鍛えるとそのバランスが整うため、膝の痛みの緩和に繋がります。更に内転筋と一緒に裏ももや体幹のインナーマッスルの機能を高めるとより効果的です。また、膝は内転筋の筋力低下が原因で痛みがでることが多いので症状改善には筋力強化が必要になってきます。
補足
内転筋は骨盤から膝の内側にかけて伸びている複数の筋肉の集合体で、主に歩く時や立ち姿勢などで体全体を安定させる役割を担っています。膝の内側はちょうどこの筋の付着部である腱(けん)と呼ばれる部分があり同じ姿勢が続いたり、長時間歩きすぎると内転筋群に過度の負荷がかかり筋疲労が起きてこの腱が引っ張られて痛みを感じやすくなります。
痛みが取れないからと動かさなくなると症状が改善しにくいことがあります。しっかりと状態を検査して必要な筋肉をつけるようにしましょう。
膝を曲げたり伸ばしたときに「ポキッ」と音がなるときがあると思います。特に幼少期に多く見受けらますが、骨に異常があるのではないかと心配になる方もいらっしゃると思います。膝が鳴る要因は様々あり誰にでも起こり得ることです。日常生活の中でよく起こるためそこまで心配はいりませんが、痛みを伴っていたりした場合は注意が必要になってきます。
大きな原因としてあげられるのが「関節の緩み」です。膝は歩き方や姿勢の要因から負担がかかりやすい部分です。その負担が骨の歪みを生み出し骨がずれたような状態となります。関節が正常ではない緩んだ状態となってしまうことで骨が擦れるなどといった症状が起こりやすいです。
骨が歪んでいると
・骨同士が引っかかる
・膝の皿の部分が引っかかる
・膝を包む袋の部分に圧がかかる
・膝関節周辺の靭帯や筋肉の腱が引っかかる
などの症状が起こることがあります。これらの際に発せられる音が膝が鳴る原因の一つです。多くの場合が小さな歪みであり、骨が擦れると言っても痛みを伴うほどのものではありません。音が鳴るのとともに痛みを伴うような場合は、関節になんらかのトラブルを抱えてしまっている可能性もあるため注意が必要となってきます。
膝のお皿から鳴る音
膝のお皿と呼ばれる膝蓋骨は太ももの骨と擦れながら動きます。直線的な形状をしていないのでその動きの中で擦れることによる音が鳴ることがあります。骨が未成熟な幼児期や、お皿の表面が変形してくる加齢後によく生じる音です。
筋肉の腱と骨が擦れて出る音
骨の周りには筋肉や腱が繋がっており、膝関節の近くで筋肉の腱が骨の出っ張りとこすれ合って生じるものです。これは膝関節の周りで起こる現象です。小児などでよく見られ痛みを伴うことはまれです。そのほか股関節で生じる音が膝で鳴っているように感じることもあります。そこまで気にしなくても良い症状ですが「痛み」を伴ったり、歩行ができないほどの妨げとなっていた場合は、早めに私達のような医療機関へ相談して下さい。
「ポキッ」と音が出ると骨に異常があるのではないかと心配にもなります。負担がかかりやすい膝関節においてはこのような音がなることは多く、深く心配しなくても大丈夫ですが痛みを伴うような場合は歩行の妨げになったりなんらかのトラブルを抱えている可能性もあります。痛みが出現し長く続くようでしたら迷わずに私達のような医療機関へ相談に行きましょう。
正座
床に直に座る場合、一番腰の負担にならない座り方は「正座」です。正座をすることにより骨盤が正しい位置に納まるため、腰へかかる力が軽くなります。さらに、正座で背筋を伸ばすと自然に腹筋を使うので、お腹に余計な脂肪がつきにくくなります。このように正座は体のバランスをとって腰痛を軽減するのに非常に優れた座り方でありますが、膝に負担が掛かりやすいため膝に痛みがある方は長時間の正座に気をつけてください。
横座り
床に直に座る際、女性は横座りをする方が多いかと思います。横座りは体が自然と斜めになってしまうので腰に大きな負荷をかけてしまいます。また、無意識に同じ方向に足を崩すクセがつくため負荷をかける場所も同じとなり、骨盤の歪みが慢性化し結果的に腰痛を引き起こす原因となります。横座りは足の血流も悪くなってしまうので、なるべく避けるようにしましょう。
あぐら
女性であぐらで座る人は少ないですが、男性ならば畳の上や床の上に座る際にあぐらで座る人は多いと思います。あぐらで座る時、人の体は自然と上半身が前のめりとなってしまうので気づかないうちに腰に負担をかけています。上半身が前のめりの状態が続けば猫背にもなりやすいので注意は必要です。また、あぐらは腰ばかりでなく股関節にも負荷がかかりますので下半身の骨盤がずれやすくなります。気持ち的には楽なあぐらですが、腰や股関節などの痛みがでてるときは控えるようにしましょう。
体育座り
「体育座り」、または「お山座り」と呼ばれる座り方は「最も腰痛になりやすい座り方」と言われています。正座でもあくらでも腰痛の原因は猫背に起因するものですが、体育座りの場合はその猫背をさらに前倒した座り方になり椎間板に負荷が掛かりやすくなります。さらに両膝を抱きかかえるように丸くなって座ると猫背に拍車がかかり、腰痛はおろか体に無理のある体勢になるため肩こりも発症することになります。どうしても体育座りをしなければならない状況であれば体育座りをする際にお腹を反るように座れば多少は負荷が軽減されるのでお試しください。
一番ゆっくりできる自宅でも普段からの座り方で腰や背中に負担を掛けていることもあります。今回の内容を機に座り方を気をつけて正しい姿勢を身につけていきましょう。