Blog記事一覧 > 5月, 2022 | まるふく整骨院の記事一覧
「肩こり」と「猫背」には深い関係があります。このことは特に専門知識がない方でも、「私、猫背だから肩が凝ると思う」「姿勢がわるいから肩が凝る(んだと思う)」と感覚的に感じられている方が多いです。猫背になると、肩こり・首のこり、腰痛などの症状がでますが、その中でも肩こりが一番多いようです。では、なぜ猫背だと肩こりになりやすいと思いますか?
なぜ猫背だと肩がこるのか?
1、背中の筋肉に負担がかかる
猫背になると顔と肩甲骨が常に前に出ている状態になります。その姿勢を維持していると、背中の肩甲骨まわりの筋肉に負担がかかり、肩こりになりやすくなります。
2、腕や肩を動かす時に、筋肉や関節に負担がかかる
肩が前に出るということは、肩甲骨が前に出ているということです。腕の骨は肩甲骨についているので、ずっとその位置のまま腕や肩を動かしていると肩の関節や筋肉にどんどん負担がかかって肩こりになりやすくなります。
※野球肘なども、意外とこういうことが原因で起こります。
3、筋肉が酸欠になる
猫背で背中が丸まったままだと、大きく息を吸ったり吐いたりできないため呼吸が浅くなります。そうすると筋肉に十分な酸素がいきわたらないため、負担のかかった筋肉は疲労していき、肩こりがひどくなります。
猫背の姿勢なると肩こりだけでなく別の症状がでることもあります。健康な生活を送るためにも姿勢を意識してみてください。
以前お話をした内容もありますが、数ある足の筋肉の中でとくに日常で必要な足の筋肉の働きを紹介します。
内転筋
内ももの筋肉で、脚を内側に引き寄せることで働き、片足で立つときは骨盤を安定させることに働きます。
大腿四頭筋
大腿の全面を包んでいる4つの筋力からなり、歩くときや階段を上がる時に膝折れを防ぐように働いたり、階段を上がるときに身体を上に押し上げる筋肉です。
ハムストリングス
大腿の裏側にある3つの筋肉からなり、走ったり、歩いたりするときのアクセルの役目をし、膝を曲げる、股関節を伸ばすのに働きます。股関節は上半身と下半身を結ぶ関節で、この関節の働きで人間は二足歩行が可能になりす。
ヒラメ筋
アキレス腱とつながるふくらはぎの奥にある筋肉で、歩くときに最後に地面を押し出す筋肉で、重心を前に送る歩行には必要な筋肉です。
足の筋肉が弱くなることで起こりやすい症状
慢性膝痛、慢性腰痛
内転筋が弱ると膝のお皿が安定しなくなり大腿四頭筋とハムストリングスが弱ると膝の屈伸力が低下し、ヒラメ筋が弱ると地面を蹴る力が弱くなります。そのため、歩行の際に膝関節に無理がかかり膝痛を起こしやすくなります。
外反母趾
外反母趾は靴などの状態や、正しく歩けていないために母趾を使えていないことが原因です。正しく歩けていないと脚筋が弱ります。脚筋が弱ると正しく歩けないのです。外反母趾の予防と改善には足の筋肉を強化することが有効で、とくに内転筋とヒラメ筋の強化が必要です。
冷え性、むくみ
血液は心臓から出て足の先まで流れて戻ります。足の筋肉がきちんと機能していれば、膝から下の部分への血流がよくなります。これらの足の筋力の低下は足ばかりでなく全身の血流障害になるので、男女を問わず冷え性やむくみの原因になります。
歩くのが遅くなる
内転筋が弱ってくると骨盤が安定しなくなり、その結果、姿勢が崩れて歩きにくくなります。