Blog記事一覧 > 8月, 2019 | まるふく整骨院の記事一覧
ある患者様で「運動を始めたのに腰の痛みが残る…」と相談されたことがあります。
体を動かして血行を良くすることで痛みが治ることは多いですが、皆さんは股関節の動きを意識されていますか?
股関節いうとアバウトな表現ですが、もっと正確に言えば股関節の柔軟性の低下ということです。
股関節は人間の身体の中で最も動く関節なので影響が大きい
股関節は下半身の中で最も大きな動きをし、あらゆる方向に動く関節です。
膝や肘などは、基本的に「曲げる・伸ばす」しか動きませんが、股関節は「前後・左右・捻る」など多くの動きを伴います。
この股関節は身体の中でも最も動く関節なので、それだけ大きな影響を与える関節です。
股関節はたくさん動く関節というだけでなく、大きな筋肉がついている筋肉でもあります。
以前にお伝えしたお尻の筋肉である大殿筋・中殿筋、太ももの筋肉であるハムストリングスなどはかなり大きな筋肉です。
これらの大きく強い筋肉が上手く働かなければ、全身に与える影響が大きくなります。
股関節は腰に隣接する関節なので腰痛に影響する
全身の関節は互いに影響しますが、特に影響が大きいのが隣接する関節です。
関節の位置で言うと、股関節は腰の下に位置しています。
つまり、腰からすると股関節は隣接する関節です。
隣接する関節が上手く動かない(柔軟性が低い)と、代償的に過度に動く必要が出てきて、大きな負担がかかります。
股関節の硬さは腰痛だけでなく膝痛にも関係する
股関節の硬さは、腰痛だけでなく膝痛も引き起こすこともあります。
これも、先ほどの腰痛の原因となる理由と同じです。
股関節は大きな筋肉がついていて、大きく動く関節です。
また、股関節は膝関節からすると隣接する関節になります。
膝そのものは、そこまで大きな動きをする関節ではありませんが、股関節の硬さがあると膝が過度に動いて膝を痛める原因になります。
腰痛を改善するには、まずは現在の腰痛の状態を詳しく知り、可能な限り正確に腰痛の原因を推測することが大切です。
その腰痛の原因の1つに股関節の硬さがあれば、ストレッチやトレーニングなどで股関節の柔軟性を上げていくことで痛みの改善に繋がっていきます。
遠回りなようですが、原因を詳しく知ることが実は腰痛改善の最短ルートであります。
もちろんまるふく整骨院でも状態を詳しく検査しお伝えする事ができますので、現在のお体の状態を確認したい方は一度ご相談ください。