コルセットの使用
炎症期のコルセット
コルセットは痛めた腰の安静を保ち腰椎を安定させる効果があります。ギックリ腰になった直後など、なるべく腰を動かさない方がいい時期(炎症期)にはコルセットが有効です。正しい姿勢でいることを助け腰が動きすぎるのを防ぎます。
炎症期以降のコルセット
炎症期を過ぎ痛みがある程度軽減した後であれば、コルセットを使う必要はありません。コルセットで腰を固定しすぎると、腰痛の改善に逆効果になってしまうことがあるからです。腰痛治療では腰を安静にしすぎるよりも、積極的に動かす方が治りが早いともいわれています。どうしても使いたい場合は、柔らかい材質で締め付け過ぎないコルセットを着用しましょう。
コルセットの使いすぎに注意しましょう。
ギックリ腰の直後にコルセットを装着すると腰の痛みが軽減されるからと言ってずっとコルセットを使いっぱなしにすると、逆に腰痛の治療を遅らせてしまう可能性があります。コルセットを着用したからといって腰痛が治るわけではなく、装着する時間が長いと腰痛の完治が遅れることがあります。
コルセットを多用するのは1週間から長くて2週間にしておくのがオススメです。ただ、使用する期間については個人差があるので、独断で決めるのではなく、私共専門の先生に相談して決めることをお勧めします。もし腰痛の症状が落ち着いて来たら1日中使うのではなく外出中だけ使う、運動するときだけ使うなどルールを決めて使いましょう。