捻挫について
捻挫ってどういう状態?
捻挫とは一般的に関節 例えば足首の関節を挫いて(くじいて)しまうことです。挫くとは、関節に無理な力が加わり、本来動かせるはずの動きをオーバーして、痛めてしまうことです。
一般的な捻挫の分類
一般的な捻挫の分類についてですが、大きく3つに分類されます。
Ⅰ度(軽度)
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捻挫した所を押すと痛む。
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捻挫したにもかかわらず歩くことができる。
Ⅱ度(中度)
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捻挫した関節が腫れる。
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捻挫のため痛くて歩きづらい。
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捻挫した関節を自分で曲げると痛む。
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捻挫した関節を他人に曲げてもらう、あるいは、例えば、自分の足首を捻挫した場合、自分の手でその足首を力を抜いて曲げると痛む。
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捻挫した関節を曲げて痛いながらもなんとか曲げることはできる。
Ⅲ度(重度)
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捻挫した関節が腫れる。
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捻挫のため痛くて歩けない。
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痛みがひどいため、捻挫した関節を自分で曲げることができない。
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痛みがひどいため、捻挫した関節を他人に曲げてもらう、あるいは、自分の足首を捻挫した場合、自分の手でその足首を曲げることができない。
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捻挫した関節が普段ではありえない位曲がってしまう。
一般的な捻挫の治し方は?
捻挫をした部分の組織は炎症を起こしているため、原則として「冷やす」ことが大切です。「温める」といった行為は、症状を長引かせてしまうで、控えるようにしてください。特に応急処置の際、捻挫の患部に温湿布を貼ることは避けるようにしましょう。
軽度の捻挫でも、しばらくは飲酒、湯船に浸かる入浴、運動などは控えてください。無理な運動は禁物ですが、捻挫の場合であれば、痛みや腫れがある程度引いてきたら慎重に動かし始めることをおすすめします。サポーターは痛めた直後から痛みや腫れがおさまるまでは必要ですが、必要以上に長期間使ってしまうと、筋肉の萎縮や靭帯の弱化につながることがあります。痛みと腫れがおさまった後少しずつ動かしていくことが重要ですよ。