筋肉が連動して
最近、腰の痛みで来院されている患者さんで急にお腹周りの痛みも相談されることがありました。
診察するとよく見られる筋肉の使い方が原因だったのですが、やっぱり患者さん側からすれば元々痛めてた腰回りしか気にされませんよね。
筋肉は色々な筋肉で連動していますので、実は腰が痛くても別の箇所が痛くなることもあるんですよ。
なので今回、脇腹の筋肉で軽い説明をしていますね。
通常は急激に引き伸ばされて力が入っても痛めることは少ないですが、元々筋肉の柔軟性が低かったり、疲労が蓄積していたり、過度な力がかかり続けたりすると筋肉の損傷が起こります。
日常生活ではくしゃみなどで脇腹の痛みが起こることがありますが、基本的にはスポーツ中では体を捻った際に起こりやすいです。
脇腹の痛みの原因
・脇腹の筋肉の柔軟性低下
・脇腹の筋肉の筋力低下
・脇腹の筋肉への過度なストレスがかかる回旋動作
・脇腹の筋肉への度重なるストレス
脇腹の痛みの症状
脇腹の痛みは、鈍痛のような鈍い痛みが出たり、動かした時にだけ痛みが出たり、突然痛くなったり痛みが無くなったりと、痛みの感じ方は個人差があります。
脇腹の痛みというとあまり普段感じることが無いと思いますので、どこが痛いのか表現が難しい場合が多い箇所です。
腹痛のような感じや肋骨が痛いなどの症状で、最初は内臓が悪いのでは?と感じる人もいるようです。
スポーツ中に起こる場合は、身体を強くひねった瞬間に痛みが走りますので比較的わかりやすいと思います。
ゴルフでのスイング時、野球のバッティングでのスイング時、投球時、テニスでのスイング時などで脇腹に痛みが出ます。
ひどい場合では、呼吸でも痛みが出る可能性もあります。
痛みの種類としては、動かしたときにビキっと痛みが走ることが多いです
脇腹の筋肉は肋骨についており肋骨は呼吸をするたびに動きます。
つまり、起きていても寝ていても脇腹の筋肉は多少なりとも動きますので完全に安静にすることは難しいと思います。
その為、比較的治りにくい部位と言えます。
長ければ完治するのに1~2ヶ月かかることもあります。
先程もありましたが、脇腹の筋肉は肋骨に付いていて肋骨は呼吸をするたびに動きます。
その為、完全に安静にするのは難しいですが身体を捻るなどの動作は極力避けましょう。
初めは痛みは強いもののある程度炎症が落ち着くと痛みは減っていきますよ。
今回は脇腹の筋肉でお伝えしましたが、もちろん背中や足にも関係してきます。
予防は普段の筋肉の使い方、普段の姿勢です。
もし、ご自身で難しいのでしたらこちらでも専用の治療もご用意していますのでいつでもご相談くださいね。